【100万円の損】補助金は早い者勝ち!高性能住宅を建てる人が知っておくべき「助成金」のルールと探し方

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【結論】「高性能な家」は、結果的に安くなる

家づくりにおいて、補助金を獲得するための絶対条件は、「国が推奨するレベルの高性能な家(ZEH水準・長期優良住宅)」を建てることです。

今の日本において、「冬寒い普通の家」を建てても1円ももらえません。 しかし、これまでブログで解説してきたような「高気密・高断熱な家(UA値0.6以下など)」を建てれば、国からご褒美として80万円〜100万円(※制度による)が支給されます。

  • 高性能な家: 建築費は高いが、補助金で100万円戻ってくる + 光熱費がずっと安い。
  • 普通の家: 建築費は安めだが、補助金ゼロ + 光熱費がずっと高い。

35年スパンで見れば、「補助金をもらって高性能な家を建てる」方が、トータルの出費は安くなる可能性が高いのです。 これを使わない手はありません。

今回は、主要な補助金制度の仕組みと、絶対に気をつけるべき「落とし穴」について解説します。


1. 狙うべき「3大補助金」を知ろう

国の制度は毎年名前が変わりますが(こどもみらい→こどもエコ→子育てエコホーム等)、大枠の仕組みは同じです。主に以下の3つをチェックしてください。

国土交通省系(例:子育てエコホーム支援事業)

最もメジャーで使いやすい補助金です。

  • 対象: 子育て世帯(18歳未満の子がいる)または 若者夫婦世帯(夫婦どちらかが39歳以下)。
  • 条件: 長期優良住宅、またはZEH住宅であること。
  • 金額: 40万円〜100万円(性能や立地により変動)。
  • 特徴: 予算規模が大きいが、人気すぎて秋頃には予算上限に達して終了することが多い。

環境省・経産省系(例:戸建住宅ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)化等支援事業)

いわゆる「ZEH補助金」です。

  • 対象: 全世帯(子育て世帯でなくてもOKな場合が多い)。
  • 条件: 厳しいZEH基準(UA値や設備の省エネ性能)をクリアすること。
  • 金額: 55万円〜100万円以上
  • 特徴: 公募期間(申請できる期間)が短く、スケジュール調整が難しい。

自治体独自の補助金

意外と見落としがちなのが、都道府県や市町村が出している補助金です。

  • 条件: 地元産の木材を使う、県内の工務店で建てる、移住者である、など。
  • 金額: 数万円〜数十万円。
  • 特徴: 国の補助金と「併用」できる場合があるのが最大のメリット。

2. 補助金をもらうための「パスポート」を取得せよ

「うちは普通の家でいいから、手続きとか面倒くさい」と思っていませんか? 補助金をもらうためには、その家が「高性能であること」を証明する認定証が必要です。

  1. 長期優良住宅認定
  2. ZEH(ゼッチ)認定
  3. BELS(ベルス)評価書

これらの認定を取るには、申請費用(数万円〜十数万円)がかかります。 しかし、これらは補助金をもらうためのパスポートになるだけでなく、「住宅ローン減税の枠拡大」「地震保険の割引」にも使える最強のカードです。

「申請費がかかるからやらない」のではなく、「申請費を払ってでも、それ以上のリターン(補助金+減税)を得る」のが賢い戦略です。


3. 最大のリスクは「予算切れ」と「タッチの差」

補助金について、絶対に覚えておいてほしいことがあります。 それは、「要件を満たしていても、国の予算がなくなったら即終了(打ち切り)」という残酷なルールです。

過去には、申請が殺到し、予定より数ヶ月早く受付終了した年もありました。 「契約した時は補助金が出る話だったのに、着工が遅れて予算が尽き、100万円もらえなくなった」というトラブルは後を絶ちません。

対策:スケジュールの確認

  • 契約前: 営業担当者に「今の時期なら、どの補助金が間に合いそうですか?」と必ず聞く。
  • 契約後: 「補助金の申請枠(予約枠)の確保」をいつ行うのか、工程表で確認する。

営業マン任せにせず、自分でも事務局の公式サイトで「予算消化率(あと何%残っているか)」をチェックする癖をつけましょう。


4. 補助金ありきで予算を組むな

最後に重要な注意点です。 資金計画(No.11で解説)を立てる際、「補助金の100万円を、頭金としてあてにする」のは危険です。

理由は2つあります。

  1. 入金されるのが遅い: 補助金が振り込まれるのは、家が完成して引き渡しを受けた「後」になることがほとんどです。建築費の支払いには間に合いません。
  2. もらえないリスクがある: 前述の通り、予算切れや審査不備でもらえない可能性があります。

補助金はあくまで「後から戻ってくるボーナス(貯金や家具代に回すお金)」と考えておき、建築費の支払いは補助金なしでも回るように計画するのが鉄則です。


まとめ:情報は「自分で」取りに行こう

今回のまとめです。

  1. 高性能住宅(ZEH・長期優良)にすれば、高額な補助金が狙える。
  2. 「子育てエコホーム」など、国の大型補助金は早い者勝ち。
  3. 「自治体の補助金」も併用できないか必ず調べる。
  4. 補助金は「あて」にせず、「もらえたらラッキー」くらいで資金計画を組む。

補助金の制度は複雑で、営業マンでも全てを把握しきれていないことがあります。 「言われなかったから知らなかった」で100万円損するのは、あなた自身です。

「〇〇市(建設予定地) 注文住宅 補助金」 今すぐスマホで検索してみてください。あなただけのお宝情報が埋まっているかもしれません。

さて、これで第2章「資金計画・コストダウン編」は終了です。 お金の不安を解消し、予算を確保したところで、いよいよ次からは家の核心部分に迫ります。 「第3章:住宅性能・構造の基礎知識」のスタートです。

次回は、「『夏涼しく冬暖かい家』の数値基準。UA値とC値の目標値をズバリ提示」します。 これまで何度か出てきたUA値とC値について、地域別に「この数字以下なら合格!」という具体的な数値を提示します。これをメモして展示場に行けば、もう怖いものなしです。


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