
【結論】30代子育て世代は、今すぐ「高性能な家」を建てるべき
もしあなたが30代〜40代で、子育て中なら、迷わず「高性能な持ち家」を建てるべきです。
世の中には「持ち家vs賃貸」の論争が溢れており、「持ち家は金銭的リスクだ」「賃貸の方が身軽で賢い」という意見も一理あります。しかし、それは近視眼的な視点であり全体が見えていません。
なぜなら、「家族の健康」と「快適な時間」だけは、普通の賃貸アパートでは絶対にお金で買えないからです。
35年ローンという借金を背負ってでも手に入れる価値があるのは、土地や建物という資産以上に、「冬、布団から出るのが辛くない毎日」や「子供が薄着で走り回れる環境」そのものなのです。
理由1:日本の賃貸は「寒すぎて危険」だから

あなたが今住んでいるアパートやマンション、冬の朝の室温は何度ですか? もし10℃〜15℃くらいまで下がっているなら、それは「命を削って住んでいる」のと同じです。
お金は節約できても、健康リスクは高い
高性能住宅の第一人者である松尾和也先生(松尾設計室)は、データを用いて「家の寒さが健康に及ぼす悪影響」を説いています。
- ヒートショックのリスク: 交通事故死者数より、家庭内のお風呂での死亡者数の方が多い事実。
- アレルギーや高血圧: 断熱性能の低い家は、結露によるカビ・ダニの温床になりやすく、寒さは血圧を上昇させる。
賃貸物件のオーナーは、自分の利益のために「見た目」はリフォームしても、見えない「壁の中の断熱材」にお金をかけることはまずありません。 つまり、賃貸に住み続ける=性能の低い寒い箱に、高い家賃を払い続けることと同義なのです。

理由2:30代・40代という「タイミング」の価値

「もっとお金が貯まってから…」と先延ばしにするのは、実は一番もったいない選択です。
私がなぜ20代で高性能住宅を建てたのか。それは、「子供と過ごす一番賑やかな時期」に、最高の環境を用意したかったからに他なりません。
- 子供が小さい今: 温度管理が重要。足音を気にせず遊ばせたい。
- 子供が巣立った後: 夫婦二人なら、広い高性能住宅はオーバースペックかもしれない。
「快適な家」の恩恵を一番受けられるのは、家族が揃っている「今」なのです。この10年〜20年の「快適な時間」を買うことこそが、家を建てる最大の目的です。
理由3:2025年、家の常識が変わる(資産価値の視点)
「でも、将来売れなくなったら困る…」という不安に対しては「建てる家の質」で対策します。
これからの日本は、2025年の省エネ基準適合義務化を皮切りに、家の性能基準が厳しくなります。つまり、今までの「普通の家(低断熱な家)」を建ててしまうと、数年後には「既存不適格(=時代遅れの低性能な家)」のレッテルを貼られ、資産価値が激減するリスクがあります。
逆に言えば、今「ZEH基準」や「HEAT20 G2グレード」といった高い基準で建てておけば、将来住み替えることになっても「寒くない、光熱費の安い家」として高く売れる・貸せる可能性が残ります。
「資産価値を守るためにも、性能にはこだわる」 これが、賢い30代の戦略です。
ただし注意点:「普通の家」なら建てない方がマシ
ここで一つだけ、注意があります。

「持ち家なら何でもいい」わけではありません。
大手ハウスメーカーだから安心だと思って、性能(UA値やC値)を確認せずに契約すると、「高いローンを払っているのに、アパートと同じくらい寒い家」が出来上がります。これでは、わざわざ建てる意味がありません。
賢く家を建てるなら「ブランド名よりも数値(性能)を信じる」という姿勢です。
- 気密性能(C値): 隙間風を防ぐ。C値1.0以下(できれば0.5前後)は必須。
- 断熱性能(UA値): 魔法瓶のように熱を逃さない。ZEH基準(0.6)は最低ライン、狙うはG2(0.46)付近。
- コストパフォーマンス: 性能にはお金をかけ、華美な装飾は削る。
これらを満たす「コスパの良い高性能住宅」でなければ、賃貸に住み続けてお金を貯めた方がマシです。
まとめ:賢く建てて、家族を守ろう
今回の結論をもう一度整理します。
- 30代子育て層は、今すぐ家を建てるべき。
- 賃貸の「寒さ」は健康リスク。
- 建てるなら「高性能」が絶対条件。
家づくりは、人生で一番高い買い物ではありません。 「人生で一番長い時間を過ごす場所」を選ぶ決断です。
このブログでは、これから家を建てるあなたが「営業マンのトーク」に惑わされず、「夏涼しく冬暖かい、本当にコスパの良い家」を建てるための具体的な知識を発信していきます。
次回は多くの人が陥る「100点満点の家を目指すと失敗する理由」について。



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